スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) スポンサー広告 edit
ホウライ戦争1
以前の同盟内で書いていたSS
続きはボチボチ
ここはホウライ最前線。西には俺○同盟、東には聖○同盟がお互いを牽制しあう形でにらみあっていた。

そんな混乱冷めやらぬ時代の話である。


聖○同盟の盟主、駄馬は疑心暗鬼になっていた。我が最愛の妻である、黒猫が敵軍の将校と浮気しているのではないかと。

事の始まりは数日前に遡る…愛馬のヘラクレスで境界線付近を散策していた時の事だ。
見渡す限りに立ち並ぶ、敵軍の領土を示す旗の数々。
「いつ見ても忌々しい…」

彼らの同盟軍にとって、俺○同盟軍などとるに足らない相手だった。それもそのはず、彼らは数多の戦場で勝ち続けてきた。それがよもや……。

「まったく…忌々しい、なぁ黒猫よ?」

再度の呟きは傍らにいる人物にかけられた。

ガチャ…カチャ……「ぅ…ぁ…」
返事の代わりに聴こえる鎖の音とか細い声。

両手は鎖で縛られ、首には革製の首輪がつけられている。
傍らと表現するには異質な状況。

「返事はどうした!?」

再度の問いかけは怒気をはらみ、勢いのまま両手から伸びた鎖を馬上まで引き上げる。

ガチャ!
「ぐっ!…も…うしわ…け……あり…」

息も絶え絶えに返事をする人物こそが、駄馬の妻であり、聖○軍にこの人ありと称えられた黒猫である。

先のホウライ戦においても一騎当千の働きを見せており、俺○同盟軍を何度も窮地に追いたてていた。

「…ま……せん。」

頭をうなだれたまま、何とか返事をする黒猫。誰の目から見ても味方に対する仕打ちには見えない。ましてや妻に対する仕打ちにはとても見えないだろう。

それもそのはず。駄馬にとって女とは自己満足のための道具にしか過ぎず、例え愛する妻であっても例外ではない。異質に見える光景も日常のものであった。

「ふん…返事もろくに出来ないのか?つまらんな!」

引き上げていた鎖を乱暴に離す。
一時の浮遊感の後に訪れる衝撃。

「ぐっ!?か…ぁ…」

動かなくなった妻をみて、駄馬は考えた。

(いかんな…少しやり過ぎたか…?くそ!俺○同盟軍め…奴等さえいなければ、ここまであたることもなかったというのに…!)

「まったく忌々しい…」

再度の呟きはため息と共に虚空に消え、妻を介抱して城に戻る…そのはずだった。

「俺は黒猫が好きだ!」

それは敵軍からの突然の叫びだった。平時の駄馬であれば、動揺することもなく即座に不敬な輩を八つ裂きにしただろう。

だが、幾つかの偶然と不運が駄馬を狂気へと。戦争へと駆り立てる。

第一次ホウライ戦線はこうして幕を開ける…。
2014/09/27(土) インペリアル trackback:0 comment:0 edit
trackback url
http://alicena.blog2.fc2.com/tb.php/753-c0069320
trackback
comment
post a message






<<9/27デュエル結果 続·砦攻略>>

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。